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【2024/04/25 17:20 】 |
~誕生~ その④

GWが過ぎ、それこそあっという間に夏休みになりました。
大学の夏休みは大体2,3ヶ月あり、昼、夜問わずにバイトができます。
それゆえに毎日朝から深夜までバイト三昧。

パチンコ屋、コンビニ、日払いなどなど。
1ヶ月平均で約30万くらい稼いでいたかと思います。
いくつものバイトを掛け持って出産のために蓄えていました。

反対していた俺の両親も、こっちに来て
全員参加の家族会議の結果、やはり下ろすのはかわいそうだということになり、
快くではないにしろ、承諾してくれました。

今まで俺が借りていたアパートも引き払い、
彼女の実家でお世話になることに。

いわゆる「マスオさん状態」です。

そんな中でも自分なりに彼女の家族とうまくやれていたほうではないでしょうか。

地域で行っている、6人制のママさんバレーに参加したり、
夏祭りではお義父さんと一緒に焼きそば屋やったりと
地域行事に参加しないことがないくらいでした。

単身でてきた俺に、本当の意味での家族ができて
それはそれでうれしく感じていることでした。

しかし、同時に大学の連中からは離れるとこに。

飲み会、部活、旅行と、仲間が行っているなかで俺だけ常に不参加。
心の真ん中に穴が開いた感じとは、まさにこれなんだろうと。

 

バイト三昧のおかげで夏休みも
なんの出来事もないまま、過ぎ去ってくれました。

 

そして季節は秋。

秋といえば、
「食欲の秋」「読書の秋」「和田のアキ(子)」などと
なんにでも「秋」がつきます。

んで、忘れてはいけない「運動の秋」。

大体これくらいの時期にどこでも「町民運動会」なるものが開かれるのではないでしょうか。

この地域では部落ごとに選手を選抜して、7種目を競い合います。
綱引き、玉入れ、障害物競走、借り物競争、100m走、ドリブルリレー、そして花形の部落対抗リレー。

地元でも町民運動会に参加したことはありましたが、
それこそ町のお祭りの一つみたいなもので
楽しくやって勝てればいいだろ的な感じでした。
如何せん、親父どもは運動会がはじまったとたんに、応援といいながら
ビールを飲み、金網でバーベキューですから。

しかし、今回は違います。
なんていっても、毎週月・金の夜に練習会があるんですから。
どれだけ本気なのでしょう。

本気っつっても、練習ではりきっているおばちゃまは
せいぜい3,4人。
まぁそれだけでも十二分にめんどくさいのですが。

その中でも一際でかい態度?まとめ役?であるのが「ひでみちゃん」。

ひでみちゃんとはママさんバレーでも一緒で、
そのときから
「この人すげーなー」と思わされていました。

なにがすごいって、その美貌です。
もう40代半ばであるにも関わらず、出るとこはでており
しまるところはしまっている。
目鼻だちもはっきりしており、若干日本人離れした顔立ち。
30代前半といわれても信じてしまいます。

熟女が好きっていってる人ってこんな感情なんだろうな~
と、一人で納得することもしばしば。

このおばちゃんなら・・・と本気で考えたことも事実。

そのひでみちゃんが先頭を切ってまとめているせいなのか
男性陣は拒否することは一切ありません。

もしかして、隣の親父もひでみちゃん狙いか?
などと、変なところでヤキモチを焼いてみたりしていました。

 

そんなある月曜日の夜。
いつものごとく近くの小学校に集まり、夜練習をしているときでした。
見たこともない若い女性が一人。
俺よりも下に見えました。

「あんな若い子いたっけな・・」
遠巻きに見ていたので、はっきりとした顔立ちまで確認できませんでしたが
見た限りでは、かなりかわいい。

そんなおり、
「みぃみ~~~」
その女の子を呼ぶ声。

「は~~~い」
うん。声もかわいい。
ん?今誰呼んだ?
と、後ろを見ると声の主はひでみちゃん。

「この子うちの娘ね。」
「はじめまして♪」
みぃみちゃんか~・・・・って
ここん家のDNAはどうなってるんでしょう。
この親にこの娘ありとでもいいましょうか。
近くで見るとさらにかわいい。
年が俺よりも3つ下ってことを考慮にいれなくても、かなりの好評価です。
(年が下ってだけでポイント的には10ポイントくらい上がるので。

母親と似ていて、日本人離れした顔立ちであり、
線は細く、それでいてしまった体付をしておりました。
これも母親似であるのか、でるとこはでている。
身長も俺よりちょっと低いだけでスタイル抜群でした。


この子もでるのかなって思っていると、なにやら高校生は参加できないとのこと。
そりゃそうです。
高校生がでれるんだったら、全部の部落の選抜選手が高校生になります。
地元の高校の運動会とかわらないっつう話です。
(本当は大学生の俺も参加はできないらしいのですが、結婚してるとのことでOKだそうで。

今日はひでみちゃんの付き添いって形で、無理やりつれてこられたらしく、
やることがなくて、グラウンドの端のほうで、ちょこんと座っています。
その座っている様子も本当に絵になります。

練習に参加しているといっても、言われるがままに参加しているだけの俺は
どちらかというと、みぃみちゃん側。
いろいろ行事に参加はしていても、まだまだ不慣れな土地です。

「つまんないっしょ」
話しかけてみる俺。

「お母さんがいってたバレーの人ですかぁ?」
「ん。たぶんそうなのかな?」
何を話したんでしょう、ひでみちゃん。

「イケメンだっていっていたので~♪」
「そ、そうなの?」
「はい♪」
う~~~ん。自分で自分をかっこいいとは思ったことはないのですが。
自分がかわいいと思った子から言われると
そうそう悪い気分はしません。

「ここいても暇でしょ?」
「そうですね~」
内容のない話ばかりです。

「部活なにやってんの?」
「バスケです♪」
「バスケの推薦で高校いったんですよぉ♪」
この容姿でスポーツ万能ときますか・・
神は人に二物も三物も与えているのね。
俺にもすこしわけてください。

と、グラウンドを見渡すと小学生用ではありましたが
バスケットゴールが設置されております。
それに運動会の種目に「ドリブルリレー」といい、バスケットボールでリレーをする競技がありました。
バスケットボールも準備万端。
ってことは・・
「バスケでもする?」
こんな話になりますよね。

みぃみの身長は160代後半。
173cmの俺よりもちょっと小さい感じですが、
さすが高校でやってるだけはあり、うまいことうまいこと。

しかし女の子には負けられない。。
バスケには自信があった俺ですから、なかなかいい勝負に。

あと1本で俺が勝ちって状況になったとき、
「実は今日きたのは~」
「んー?」
ディフェンスしながら話を聞きます。

「あなたを見にきたんですぅ♪」
はい?

「あんまりにもお母さんがうるさくって、どんな人なのかなーって思って」
「そんなに話にでてるんだね」
人様の家での会話に自分がでているというのは恥ずかしいもので。

「でも想像以上でした♪」
「え?」
「もしこのシュート私が入れたら、今度デートしてくださいね♪」

 

そういってシュートを放った彼女。
身長的に止めることはできたのですが
それを止めようとする動作は起きずに。
入らないだろうと思っていても、どこがで入ることを願い。
その日から、毎週月・金の夜はちょっと可笑しな関係の
年下の女の子とのバスケデートが始まりました。



※暇を見つけて書いていたら、すでにもう4回分くらいたまっております。
 リアのこと、メイプルのことよりも【風魂歌】の掲載が多くならないようネタ集めがんばります。

→~誕生~その⑤へ

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【2009/03/06 15:57 】 | 暇つぶし | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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