もうちょっとじらしてからUPしようかな?とか考えていたのですが。
これUPしないとブログに書くこともないので・・・。
もうちょっと待てば「続きかけ!」くらいの請求があるかなーとか、どっかで期待してたりしてなかったりラジマンダリ('
まぁ、どうでもいいことなのでさっくり始めます。
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「本当にごめん。俺、もうここいれない。」
俺の気持ちを静かに聞いている妻。
アイキはその両親の、いつもと違う様子につかれてしまったのか、いつの間にか寝ていました。
まだこんななのに・・・。
自分で出した結論であることなのに、心をゆさぶられる俺がいました。
~第4章 移り行くものと変わらぬ気持ち~
子供が生まれた後にすることといえば、"名前をつける"ですね。
生まれる前から妻は、かなり熱心に名前を考えておりました。
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「名前何がいい?」
「俺が決めることじゃないだろ?」
俺は常々、名前は妻が決めることだと思っておりました。
だってそうでしょう。俺なにもしてないもん。
お腹が大きくなるのも、悪阻で気持ち悪い思いするのも、出産で痛い思いするのも、全部妻です。
俺が『○○がいい~』なんてのーてんきなこといえないと思っていました。
「それでもなんか希望とかないの・・・?」
「希望かぁ~・・・」
最近の流行なのか、当て字で読ませる名前が多くなっていたので、それだけは嫌でした。
学校に入って、先生に
『○○く~~ん?』
『□□で~す・・』
なんて子供の口から訂正させることが嫌だったのです。
「う~~~ん・・・。」
「なんかないの?!」
ちょっとのことですぐ怒ります。
妊娠しているせいか、気が短いったらありゃしません。
「今考えてるんだよ!」
「私はね~。○○がいいと思う♪」
ちょっとのことですぐ機嫌直ります・・・。
「えー。なんかそれ嫌だ。」
「だったらなんか決めてよ!」
だから気ぃ短いって・・
「△△なんかは?」
「△△?それは苗字に合わない字画だからダメ。」
・・・・・・字画ってなんすか。
「じゃあ好きなやつにしろよ。」
「それを二人で考えるんでしょ?!」
めんどくせー。
勝手にやってくれと心底思いましたが、自分の子供の名前なのでそうもいかず。
総画数だの、割れ字だの、天地人画だの、ありとあらゆることを妻はやっていました。
「それじゃ何個か決めて、お寺で見てもらおうよ。」
近くのお寺では、子供につける名前を何個か持っていくと、お払いをしてくれる他に、今後の運勢を占ってくれるような形で、その中から1つ選び出してくれていました。
「自分達で考えりゃいいじゃん。」
「だったらなにがいいの?!?!」
だから気ぃ短すぎだから・・・
→→→→
幾つか上がっていた候補の中から、やはり最終的な結論は妻が出すことになっていました。
「う~~~~ん・・・」
「まだ悩んでんの?」
もうすぐ生まれて2週間が経ってしまいます。
このままでは「名無しのゴンベイ」になってしまいます。
「だって・・一生のことでしょ・・?」
「まぁな・・。自分が呼びやすいやつとかでいいんじゃん?」
「だって・・・。あなたがあんなこと言うから決めれなくなっちゃったんじゃん!」
ええ。それはすいませんでした・・。
←←←
「どうだ?決まったか?」
「ううん。まだ考えたい。」
一生ものの名前ですから。
「そういえばさ。俺の姉ちゃんの名前って親父が決めたんだよな。」
「そうなんだ。」
「でもさ。姉ちゃんはその名前、すっげぇ嫌ってる。」
「どうして?」
これにはとてもとても悲しい、涙なくしては語れない昔話があるのです・・・。
→~移り行くものと変わらぬ気持ち~ 第2話へ
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