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翌日、再度彼女の家に行くことに。 彼女の家の行く車内は憂鬱すぎました。 「こんにちは」 家に入り、居間に通されました。 上座にお義父さん。お義父さんの左にお義母さん。 「足くずしなさい。」 家族会議の内容はいうまでもなく 話の内容もそうですが、 しかし、そのような行動はなく、至って静かに話しは進みます。 ただ問題は俺のことです。 20歳になったばかり、学生である、アパート暮らし、生活力のなさ・・・・ 反対ムード濃厚。 そしてこれにどこかで安堵していた俺がいるもの隠せませんでした。 しかし、譲ろうとしない彼女。 一度は覚悟し、これからのことを考えていたくせに、 どれだけの覚悟だったのか 子供を生むということは正直、男性には全くわかりません。 あれ? 本当の涙というものは、それこそドラマの涙の様に そしてそれをとめる術などあるはずもなく。 ただただ、流れることだけをまめませんでした。 そんな俺の様子に引きつられるように彼女も泣き出しました。 それはまだ泣くという行為ができるはずもない そして二人は何かを感じ取ったかのように泣き止み、 そこでも問題になるのは俺。 俺としては、大学をやめて就職することを考えていました。 彼女は田舎からでてきてようやくできた友達とのつながりを心にやみ、 「せっかく入ったんだから、ちゃんと卒業しなさい。それまではうちにいていいから」 ただしやはり条件はあるもの。
その姿をお義父さんはだまって、 「これからもよろしくたのむな」 「はい・・!」
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