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そんな出来事から2ヶ月ほど経ちました。 「明日から産婦人科だから」 「うん。わかってるよ。」 「大丈夫。今は俺のことはいいから、自分のこと考えろよ。」 その日、俺がバイトに行っている間、妻は産婦人科に入院したのです。
俺は何をしてあげたらいいんだろう。 あのとき、もっと真剣に考えていられれば。 なぜ、もっと自分を追い込まなかった? あの日からすでに5年以上経った現在でも、しばしば考え込むことがあります。 時間の経過と共に、俺も少なからず"大人"というものになり、周りが見えて、理解できるようになってきたからこその、"今"。
っと、話がずれにずれて何の話をしていたのか・・。 次の日、着替えなどを頼まれていたことから、病室に顔を出しにいってみました。 「具合どうだ?」 「病院のご飯おいしくない。」 俺も高校の時、膝の怪我で入院したときにでた食事はお世辞にも上手いものではなかった記憶があります。 「あなたの作った料理が食べたい♪」 そうゆう相手の気持ちに気づけるようになったのも、これから何年も経ってからのことです。 数日が経ち、1日置きくらいに病院に顔を出していたとき、 「明日生まれるかもね。」 「明日って学校なんだっけ?」 「だめ。ちゃんといきなさい。」 「生まれそうになったら、ちゃんと連絡するから、学校いってなさい。」 「病院にいても、気が気じゃないだけですることないんだから。」 「煙草吸いにいくか。」 喫煙所にて、 「まぁ。あせってもしょうがないから、お義母さんにまかせとけ。」 その日は連絡がありませんでした。 そしてその次の日も。 またその次の日も。 煮え切らない気持ちのまま、数日がたったある日。 せかい~にひとつだけ~のは~な~~♪ 珍しく俺の携帯がなっております。 「はい。俺ですけど?」 「え?なんです?」 「えぇ?!」 PR |
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