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【2025/07/12 09:01 】 |
~誕生~ その15話

その後も大怪獣の勢いは止まることを知らずに。

「あははははは」だの。
「ぎゃはははははははは」だの
「うああああああああ」だの。
叫ぶわ叫ぶわ。

その都度、隣にいる俺は抱きつかれたり、ひっぱたかれたり、ほっぺにちゅーされたりと、もうさすがにうんざりしておりました。
しかし、こっちの気持ちを知ってか知らでか。
「もっとこっちきなよ~♪」
「いや・・・ひでみちゃん。飲みすぎじゃ・・・」
絡む絡む。

「ん~~?私の言うことが聞けないの~?」
「そうゆうんじゃなくてさ・・」

「あのこといっちゃおっかな~♪」
「いただきますっ!!!!」
もうういやだ~。

そんな光景をうらやましそうに、そして俺に対して殺意にも似た感情で、後ろではおっさんたちが見ておりまして。

そんな折。
「カラオケやるぞ~!!!」

うわー。おぶ君までできあがっちゃってるよ。

その焼肉屋にはなぜかカラオケがありまして、宴会などで使用されていたみたいです。

「最初は○○さんのメリージェーン!!!」
うわ。いきなりそんな曲から・・・。

曲が始まりかけたときです。

ガタ。

ガタガタ。
周りの人たちが立ち上がります。

ん?なんで?

すると、隣同士で抱き合って、チークダンスみたいになっております。
宴会恒例の様子でした。

ぐいっ

いて。

襟を誰かに引っ張られます。

犯人は、ひでみちゃん。
「はい。踊るよ♪」
え・・・。

「早くたって!」
「う、うん。」
猛獣の目が怖いんですけど・・・。
本当に後ろみれません。

「俺踊ったことないからさ・・・。」
体よく断ろうと、そういった瞬間。

「んじゃ、俺と踊ろう!」
「いや!俺だっ!!」
「なにを!俺にきまってるだろ!!」
おっさん達の小競り合い。

「本当に言われたいみたいだね~?」
「・・・・はい。すいませんでした。」

やったこともないチークダンス開始です。


Mary Jane on my mid~♪


「親父!ライトいつのも!!!」
おぶ君の一言で店内の蛍光灯が消され、ミラーボール的なライトが登場。

普通、こんなん焼肉屋にねーよ。
というか、カラオケだって普通の焼肉屋にはありません。

この人達好みの店作りさせられてるのか・・・。
ちょっと親父さんに同情。
が、その親父さんも奥さんとノリノリでチーク中。

心配して損しました。

あんだけいきり立ってたおっさん達も近くにいる、おばちゃん連中で妥協したらしく。
でも妥協のわりにはずいぶん楽しそうです。

「みぃみとちゅーしたの?」
「え?!な、なんで!?するわけないじゃん!!」

「しっ!」
歌を歌っているおっさん以外、本当にいい雰囲気になっています。
ここで大声だすのは確かにKYです。
(当時KYなんて言葉はなかったですけどね。

「なんで~?してもいいんだよ~?」
「だから・・・。俺結婚してるし・・。」

「そんなの関係ないじゃん~」
大ありですよ?ひでみちゃん。

「そっか~。してなかったんだ~」
「そうですっ!」

「んぢゃ、あたしが先にしちゃお♪」
え!


Mary Jane on my mid~♪


店内が暗くなって、ミラーボールだけになっているため、隣同士で踊っていても、向き合ってる人以外はほとんど何しているかわかりません。
そんな最中、ひでみちゃんに唇を奪われたのです。
本当に驚いたときってゆうのは反応ができないもので、それを拒むことすらできませんでした。


foever I love you~♪


歌が終わると同時に店内の蛍光灯が灯りました。
急いで離れる俺。

「さぁて。次は誰が歌う~?」
この様子を見ると誰も気が付いていない様子。

ふぅ・・。よかった。

誰かに見られていたら、それこそ事件です。
そんなことをしでかしたひでみちゃん。

「これで秘密2つ目~♪」

あぁ。神様。
俺の人生どうなっちゃうのでしょうか・・・。


→~誕生~その16話へ

※毎日書かないといけないような雰囲気になりつつ、自分でも書かないと落ち着かないという悪循環に陥っております。
誰か助けて~

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【2009/04/08 09:42 】 | 暇つぶし | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
無題

なんか最近強化についてしか書いてません。

でも今日が最後です。

目標達成!
 

【2009/04/07 20:09 】 | メイプルストーリー | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
~誕生~ その14話

ひでみちゃんが来店してから5分くらい経ってから、俺はお店に入りました。

お店はそれほど大きくなくて、20人前後で宴会をやってしまうと、もう貸しきり状態になってしまうくらいのこじんまりしたものでした。

「おそい~~~!!!」
さっき来たばっかだというのに、すでに一番奥を陣取っているひでみちゃん。
さすがとしかいいようがありません。

「ここ。ここ。」
といいながら、自分の隣の座布団をバンバン。
悪魔の特等席が設けられていました。

俺・・。無事に家に帰れるのかな・・・。

「おー。ようやく来たか!」
「おぶ君」
俺がこのT町と初めてママさんバレーの試合をしたときから、俺によくしてくれている人です。

その接し方は、息子に対するものでもあり。友達に対するものでもあり。俺にはとても心地のいい人でした。
外見はかなりいかつく、身長は俺より10cmくらい高かったです。
なで肩の俺とは対照的にいかり肩であり、”男”っといった感じの人でした。
顔つきはリアルクッキングパパ。その愛嬌のある顔もとても好きでした。

「なに飲むんだ?ビールか?」
「はい。いただきます。」
「生一杯ねー。」

ほどなくして、生中が俺のもとに届き、
「んじゃ乾杯するか。ほら。ジョッキもて。」
言われるがままにジョッキを手にする俺。

ゴト。

ゴトゴトゴト。
周りのジョッキをテーブルに置く音です。

んぁ?乾杯でしょ?

「あれ~?なんでジョッキもってんだぁ?」
「そりゃ飲みたいからでしょぉ~」

『はい♪な~んでもってんの~。な~んでもってんの♪」
一気のコールが始まってしまいました。

ぐ・・。やられた・・・。

かけつけ三杯とは、まさにこれのこと。
3杯目の一気を終えたところでようやくコールから解放されました。

「おし。よく飲んだ。」
「まだまだ余裕っすよ。」
酒にはちょっと自信のあった俺ですから、3杯一気くらいじゃ酔いません。

「ったく。この減らず口が。」
「あははは。」
本当の親子のようにじゃれあっていました。

「ひでみ~」
「ん~?」

「今日の賭けなぁ」
「うん・・・?」

「なしでいいわ。」
え?どうして?

「お前ら、がんばってたしな。」
確かにそれはがんばりましたけど・・。

「飛び出した子供な。俺の妹の息子なんだわ。」
『えぇ?!』

「妹がな。えらい感謝してた。」
「そうなの?」

「うん。あの子な。目に傷害があるらしい。」
「・・・。」
言葉を失いました。

「だからな。よく交わしてくれたって。涙流してたぞ。」
そんなことがあったのか・・。
だからブルーの目の前だったのに飛び出したのか・・。

「そんなんだからよ。賭けはチャラ!」
「おぶ君・・・」
おぶ君の心の優しさにちょっと感動していたときです。

ガォォォォオオオオ

ん?この泣き声どっかで聞いた気がするな?

「納得いかねぇぇぇえ!」
大怪獣降臨です。

「な、なんだよ!ひでみ!」
「だってあんたの身内のせいでこっちは負けたんでしょう?!」

「ま、まぁ・・。そうなるか・・・な?」
「だったら!こっちの賭けが勝ちじゃん!!」

『えええ?!?』
俺までびっくりしました。理不尽極まりねぇ。
負けたこっちをチャラにしてくれるといっているのに、逆に相手に請求するとは・・。さすがひでみちゃん。

「・・・あはははは。わかったわかった!」

「ったく。ひでみにはかなわねぇや。」
へ?いいんだ?

「でもな。ひとつ条件がある!」
「ん?なになに?」
条件付きとは。さすがおぶ君。

「あとで『ちゅ~』してくれ!!」
こいつもかよっ!

「いいよ♪どこがいい?♪」
「そりゃ・・お前。・・・口がいいだろ・・・?」

「うん♪わかったぁ♪」
どこまでも効果絶大の「ひでみちゃん『ちゅ~』」。
この人は町中の男を手玉にとってるんじゃないでしょうか?

慰労会は飲めや、歌えやのドンちゃん騒ぎ。
あっちでイチャコラ。こっちでイチャコラ。
家庭をもったおっさんおばさんがいい歳こいて、いい感じになっております。
やはり一際人気なのは、ひでみちゃん。

「ひでみ~。俺今日がんばったよなぁ~?」
「うんうん。がんばってたね♪」

「んじゃぁ~。いいことしようぜぇ~」
「わかったわ。でもあ・と・で♪」
などと、本当に手の上で転がしまくってます。

俺といえばいくらか酔いもまわってきたので、外で涼もうと立とうとしたとき。

グイッ!

服の裾を思いっきり引っ張られました。

ん?なんだ?
なんかにひっかけたか?
と、引っ張られたほうを見ると、犯人はひでみちゃん。

はい?俺なにかしましたっけ?

「どこいくの?」
「いや。外に涼みに・・・?」

「あんたいなくなったら、ここの席どうなると思う?」
「どうなるって・・・?」

「あっちにいる猛獣がわっさと押し寄せてくるのよ?」
うわぁ・・・確かにいえてるかも。

「そうなったら、誰が私を守るの?」
「ええっと・・・?」
守る必要あります・・・?

「あんたしかいないでしょ?」
「なんで俺なんです・・?」

「みぃみとの事ばらされたい?」
「誠心誠意をもって、守らせていただきますっ!」
それで俺をと隣においたのか・・・。
大怪獣を猛獣たちから守る使命・・・。
一番命が危ないのは俺なのでしょうね・・・。

おっさんたちの視線の痛いこと痛いこと。
もうちょっとで背中に穴があくんじゃないか?ってくらいににらまれてます。

こうして大怪獣との会話に華を咲かせながら、猛獣たちの熱視線を背中に浴びつつ、夜は更けていったのでした。


→~誕生~その15話へ
※本当に毎日更新するようになってしまった・・・。
 場所移すかな・・@@

【2009/04/07 15:22 】 | 暇つぶし | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
ご報告
一身上の都合により実家に帰っておりましたが、

本日(昨日の深夜?)に無事戻ってまいりました。

ご心配をお掛けした皆様、すいませんでした。

そしてありがとうございます。

これからも日々精進してまいります。(ナニヲ
【2009/04/06 15:02 】 | 独り言 | 有り難いご意見(4) | トラックバック()
~誕生~ その13話

焼肉屋に向かう車の中。
ひでみちゃんはあいも変わらず俺とみぃみちゃんをくっつけようとしています。
本当にどこまで本気なのでしょう。この人。

30分ほどして、焼肉屋に到着。

「ちょっと先いってるねー♪」
そうそうに降りてお店に向かう、ひでみちゃん。

「あ。二人っきりだからって~」
『しませんっ!!!』
ハモる俺とみぃみちゃん。

「うふ♪息ピッタリ。お似合いよ~♪」

やられた・・・。

でも、自然と嫌な気持ちではない俺なのです。
う~~ん。やばい方向に進んでそうな気が・・・。

「あの~・・・」
「ん?」
「ごめんなさい・・・」
恥ずかしそうに謝る、みぃみちゃん。

「大丈夫だよ。気にしてないから。」
めっちゃ気にしてますけどね。

「なんか抱き合ってたの、お母さん見てたらしくって・・・。」
なんですと。
そりゃここまでいじられるわ・・・。

一番見られたくない人に・・・。
一番という意味合いでは、妻が一番なのですが、よりによってひでみちゃんに・・・。
母上様。俺の人生おわったかもしれないです。

凹み気味で車を降りる俺。

「あれ?みぃみちゃんこないの?」
車から降りてこないみぃみちゃん。

「ちょっと用事が・・・。」
そりゃ年頃の娘さん。休みの日は予定くらいあるでしょう。

「もしかして彼氏とか?」
「・・・・そんな感じです。」
この言葉には、内心かなりびびりました。

でもすぐに納得できます。だってこの子かわいいもん。
こんだけかわいかったら、誰かがほっとくわけもなく。

「そっか。んじゃ彼氏またせるの悪いから、はやくいってあげな。」
努めて明るく振舞う俺。

「・・・・はい。」
さっきとは打って変わって元気のないみぃみちゃん。

「あ。そうだ。」
なにかを思い出したみぃみちゃん。

「お母さん酔っ払うと大変なんで・・・。」
はぁ。予想できます。

「なんか暴れるとか。」
ひぃ・。まぁそれくらいなら。

「なぐりつけてくるとか。」
ふぅ・・。よくいますよね。そうゆう人。

「キス魔になるとか。」
へぇ・・・。う~~ん?

「その他もろもろあるんで・・・」
ほぉ・・・・。まだあるんですか・・・。

「がんばってくださいね♪」
・・・俺も帰っていい?

「また私迎えに来ますから、終わったらこの番号に電話してください♪」
そういって渡された紙には番号だけじゃなく、メールアドレスまで書いてありました。

これは思いがけない収穫です。
こう見えてもナンパ・合コンの類をしたことがなかった俺は、どうやったら連絡先を聞き出せるのか、思案していたからです。
俺を知ってるやつからの苦情が殺到しそうですけども。

そんなことねーよ。とか、
うそつくなー。とか。
いわないの~♪てかいわせな~~い♪

意気揚々と焼肉屋へ向かう俺なのでした。

 

→~誕生~その14話へ

【2009/04/06 14:08 】 | 暇つぶし | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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